地球温暖化のと取り組み

地球温暖化が引き起こす影響

地球温暖化により2100年までには最悪の場合、気温が5.8℃上昇し海水面も88cm高くなることが想定されています。

その影響は異常気象を引き起こし、地球規模で気象災害が頻発するなど、世界各国での深刻な被害をあたえ、人間だけに留まらず生命全体への危険をもたらしています。

熱波や森林火災、寒波に大雪そして驚異的破壊力のハリケーン、大雨や大洪水など、従来の自然現象と呼ぶにはあまりにも 大きな被害をもたらす自然災害を、数多く発生させています。

日本でも地球温暖化の影響と見られる現象が起こっています。

いちばん顕著なものとしてここ近年の異常気象があります。その中でも夏時期の「真夏日」や「熱帯夜」の増加ですが、 100年前に比べ5倍以上増加した都市もあり、暑い日には熱中症の発生も多く見られます。

また、局地的な集中豪雨の頻発や、台風の多発による日本への上陸数が年々増えています。

海の中でも異常現象が発生しています。

従来は南海の暖かい海水で生息していた海洋生物が、近年では少しずつ北上をしており、これまで日本近海では見ることもなかった 魚や珊瑚などが、漁師やダイバーによって確認されてきています。

政府間パネル(IPCC)第4次評価報告書の中では、気候変動が自然環境及び人間環境に及ぼす、既に生じている主要な影響としては、以下の ものを挙げています。

・氷河湖の増加と拡大

・永久凍土地域における地盤の不安定化

・山岳における岩なだれの増加

・春季現象(発芽、鳥の渡り、産卵行動など)の早期化

・動植物の生息域の高緯度、高地方向への移動

・北極及び南極の生態系(海氷生物群系を含む)及び食物連鎖上位捕食者における変化

・多くの地域の湖沼や河川における水温上昇

・熱波による死亡、媒介生物による感染症リスク

これ以外にも淡水資源の変化、海面温度上昇、食物への影響、海面上昇による洪水被害人口の増加など、地球全体への影響は 大きく、人間を含む生態系にも重要な影響を与えつつあります。

地球温暖化への取組み目標

地球温暖化問題への認識は、国によって判断基準が異なり、現在の国連の取組みの基準は「京都議定書」で、 気候変動枠組条約の「大気中の温室効果ガス(※注1)の濃度を安定させること」を目的に進められていますが、実際には2001年 途上国に対する温室効果ガス削減の 義務付けがないなどの理由で、世界最大の二酸化炭素排出国であるアメリカの離脱や、2005年カナダの大幅に目標数値を超過 による、京都議定書目標の放棄の懸念が強まるなど、必ずしも順調な取り組みとはなっていません。

この京都議定書では具体的な削減目標数値として、1990年を基準年として「先進国全体(※注2)で5%の温室効果ガス削減」 を条約の第一歩としており、2008年〜2012年の5年間で削減することとしていますが、「最終的には危険な気候変動を避けられるだけの削減を世界全体で行わねばならない」としています。

しかし一方では「森林等の吸収源による二酸化炭素吸収量を算入」することが出来ますが、発展途上国やそのレベルにない国々では 乱開発などの影響も加わり、森林の減少と砂漠化が皮肉にも、吸収量以上のスピードで進んでいるとも言われています。


※注1:対象ガスとしては二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、代替フロン等3ガス(HFC、PFC、SF6)の合計6種類

※注2:日本△6 %、米国△7 %、EU△8%等

地球温暖化と身近な取り組み

地球温暖化の影響と思われる異常気象により、一年を通じて多くの人達がその変化を感じています。

しかし、「変化を感じる」ことと「変化に危機感を持つ」のとでは大きなな違いがあります。

多くの人が思い当たると思いますが、「自分が生きている間さえ大丈夫なら」と考えたことはないでしょうか。

つまり地球温暖化の影響と思われる、様々な事象についてはそこそこ知っているものの、災害を現実のものとして捉えることが 出来ないのです。

しかし世界の多くの国や地域で、冒頭「地球温暖化が引き起こす影響」で述べたとおり、様々な災害に遭遇し多くの犠牲や損出 を作り出しています。

かといってあまり大きく構えず、まず私達自身が身近な所からの取り組みを通じて、お互いの意識を変えていく必要があります。 そのためには「全国地球温暖化防止活動推進センター」が示す以下の項目を参照するのも、身近な第一歩になるのではないでしょうか。

・ 冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する

・ 週2日往復8kmの車の運転をやめる

・ 1日5分のアイドリングストップを行なう

・ 待機電力を50%削減する

・ シャワーを1日1分家族全員が減らす(出しっぱなしにしない)

・ 風呂の残り湯を洗濯に使いまわす

・ ジャーの保温を止める(保温時間を減らす)

・ 家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らす

・ 買い物袋を持ち歩き、省包装の野菜を選ぶ

・ テレビ番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らす